2019夏 北海道旅行記 3日目 後半

2019年夏の北海道旅行記(4泊5日道東の旅)の3日目の後半です。

ルートは標津海の公園キャンプ場⇒標津サーモン科学館⇒開陽台~後半はここから~⇒裏摩周展望台⇒神の子池⇒呼人浦キャンプ場泊

いまいちの天気ながらそこそこ楽しんだ開陽台を後にして、清里峠を抜けておそらく晴れているはずの網走方面を目指します。

途中、これまた私にとっては北海道の定番観光地である裏摩周展望台と神の子池に寄るつもりですが、開陽台から眺めた限りはおそらく裏摩周展望台は霧の中、「霧の摩周湖」じゃなくて「摩周湖の霧」を見に行くことになるんだろうなぁ、と思いつつ道道150号を北上していきます。

シェルターの先を左折するまでは天気が悪いなりに多少の希望を持っていましたが、展望台に向けて高度を上げていくと完全に霧の中(雲の中)です。

それでも一応車を降りて展望台まで行きましたが・・・、真っ白、当然写真も残っておりません。

気を取り直して神の子池を目指します。'98年の北海道ツーリングの時にキャンプ場で出会った人に教えられて訪問してから'00年'05年そして今回と4度目の訪問です。

とはいえ14年ぶり久しぶりの訪問に胸を躍らせつつ、はじめてきた時と比べると未舗装ながらだいぶきれいになった砂利道を進んでいきます。

「あれ、広い駐車場ができてる、木道もあるし柵もあるし」14年の時を経てだいぶ観光地化が加速しておりましたが、それでもやっぱりこの水の色は神秘的です。

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水の中の倒木がはっきりと見えますし、水底には摩周湖の伏流水が湧いてきているのがよく見えます。

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晴れた日は晴れた日なりに、曇り空でもその空の色なりに美しい表情を見せてくれる神の子池、北海道のお気に入りスポットの筆頭です。

とはいえ、最近は観光バスのコースに組み込まれているくらいなのでメジャーな観光スポットになっているようですが。

ついでにみなさまご存じかも知れませんが一言ご説明を、

摩周湖は流れ出る川が無い湖です、じゃぁ降った雨とかはどうなってるの?という答えがこの神の子池です。摩周湖の外輪山の地下を通ってきた伏流水がこの神の子池から湧き出ています。(他にも湧き出ているところはあります)

まぁそんなことは置いておいても、理屈抜きにお気に入りの景色です。

ある意味北海道病の病原菌の巣窟とも言えるこの場所、14年ぶりの聖地巡礼といったところでしょうか、次来るのはいつだろうな、なんて思いながら神の子池を後にします。

ちなみに子どもウケはいまいちだったかな、同じ自然だったら開陽台とかの雄大な自然の方が子連れ向きかと思いますが、まぁ親の満足のためにココは絶対に外せないのです。

さて小清水、オホーツク海方面に向けて峠を下っていくと徐々に空も明るくなり濤沸湖のほとりまで降りてきたころには多少雲が残るものの青空が広がっておりました。

国道244号を左手に濤沸湖右手に釧網本線オホーツク海を眺めながら西にむかいます、昨年も通りましたがその時は雨の中だったのでまた雰囲気が違います。ところどころビュースポットもありますが車窓見学で我慢します。この時点で3時をとうにまわっております。今宵のキャンプ場は予約しているわけでは無いのでとりあえずてんとらんどにむかって空いているかどうか確認せねばですので先を急ぎます。まぁ去年がらがらだったしたぶん大丈夫だろうとこの時点ではタカをくくっておりました。

そんなこんなで16時過ぎに北海道立オホーツク公園てんとらんどに到着し管理棟へ行きフリーサイトの空きを確認したところ、満員ですとのこと。

「去年がらがらだったのは雨でみんなキャンセルしたからだったのね」たぶん、というわけでさぁどこに行こうかな。ファミキャンになってから基本的に管理人が居るような有料キャンプ場しか使ってなかったのですが、こうなったら贅沢は言ってられません。

しょうがないから呼人浦キャンプ場にでも行こうかと、言葉とは裏腹に内心ではちょっとだけワクワクしております。

呼人浦キャンプ場は'00年の一人旅、'05年の二人旅と過去2回使ってるキャンプ場ですが結構お気に入りキャンプ場なのでこれはこれでありかなと思いながら天都山を下り網走湖畔を目指します。

呼人浦もいっぱいだったらどうしようと思いながらキャンプ場駐車場に着くと幸い駐車場キャンプサイトとも結構空きがありました。

キャンプサイトがいっぱいになることはまずないのでしょうがこちらのキャンプ場駐車場がそんなに広くは無いので正規の駐車スペースは結構埋まってしまいます。

みんな融通しあいながら正規のスペース以外に停めたり、どうしても停めるスペースがなければ南側にも駐車スペースがありますのでそちらも頭の片隅に入れておくといざというときあわてずにすむかも。

そんなわけで比較的搬入しやすい場所に車も停めれたので荷物をおろして早速設営です。相変わらずの娘ABのお手伝いとテント泊2日目の慣れのおかげで30分強で設営完了、一息ついてこのキャンプ場のお楽しみ夕陽の撮影会を開始です。

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完全に日が落ちるまでのんびりしたい気もしますが、お風呂&夕食の買い出しに出なければならないので、今日のところはこの辺でおしまいです。

ちなみに14年前の夕陽写真はこちら、いやー我ながらいい写真だ。

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ちなみに子連れキャンパーの方へ、このキャンプ場2輪は場内道路まで乗り入れ可ですしキャンプサイトから網走湖は何も境目が無い状態です。子どもからは目を離さないように、そして我が家の場合は場内道路から湖側には(場内道路ふくむ)勝手に行かないようにきつく言っておきました。

楽しいキャンプにするために気をつけたいものですね。

さて、お風呂は昨年のてんとらんど連泊でも2日間お世話になった女満別温泉湯元ホテル山水美肌の湯です。こちらのお風呂一般公衆浴場扱いにするため?に備え付けのシャンプーボディーソープなどはありませんが、入り口券売機でシャンプーボディーソープセットも購入できますのでお持ちでないときはそちらをご利用ください。

 さて今夜の晩御飯は・・・、セイコマ女満別店で調達です。

バイクツーリングの時から何度となくお世話になってるソース焼きそばカップめんじゃないやつね)とおにぎりとガラナサワー、子どもたちも思い思いに北海道メロンクリームパンなどを手に取っていきます。

それにしてもこのソース焼きそばなんか食べたくなってしまうのです、北海道病患者の療養食です・・・。

キャンプ場に戻って夕飯をいただきます、'00年当時はゴミ箱もありましたが今ではゴミは持ち帰りになっております。また野生動物の出没もありますのでテントの外に放置したりせずちゃんと管理しましょう。

夕飯後には軽く星空観察です、娘2人を連れてキャンプ場内をちょっと移動します。場内の外灯や道路の街灯の明かりの関係でキャンプ場内でも場所を変えるだけで星空の見え方が全然違いますので、星空を楽しみたい方は、足元に気を付けて(ちゃんとライトを持って)場所を変えてみることをお勧めします。

やや雲がひろがっていて満天の星空とはいかないものの普段見ている空とはケタ違いの星が見えました。市街地近くで便利な割に毎回素敵な星空が見えるやっぱりお気に入りのキャンプ場です。

そんなこんなで3日目も無事終了、21時前には就寝しました。

明日はいよいよ台風が北海道に上陸する恐れありですが、網走は風もなく平穏な夜を過ごしましたとさ。