というわけで、おうち籠り時間を利用して過去旅アーカイブを整理していこうかと思います。
はじめに&全行程
まずは1998年夏の北海道ツーリング、自分の旅の原点と言ってもいい旅、20年以上前の記憶を記録にしてみようかと思います。
1998夏、大学の夏休みを利用して北海道にキャンプツーリングに行くことにした。それまでは正直キャンプとは無縁の暮らし
バイクの免許を取ってはいたがあくまで日常の足、最高でも200km程度の日帰りツーリングしかしたことのない人間がいきなり一人旅のキャンプツーリング、道内7泊8日の旅に出発
今思えばかなり無謀だった気もするが、とってもいい思い出ばかりの旅でした。
そしてこれをきっかけにすっかり北海道にはまり現在では9度の渡道を果たしている。
大まかなルートは以下の通り
0日目 |
自宅~仙台港~船内泊 |
1日目 |
苫小牧港上陸~静内~様似 |
2日目 |
様似~えりも岬~鶴居 |
3日目 |
鶴居~釧路湿原~厚岸~きりたっぷ岬 |
4日目 |
きりたっぷ岬~納沙布岬~野付~開陽台 |
5日目 |
開陽台~裏摩周~神の子池~屈斜路湖池の湯~阿寒湖 |
6日目 |
阿寒湖~層雲峡~比布 |
7日目 |
比布~美瑛~吹上露天の湯~富良野 |
8日目 |
|
9日目 |
仙台港~自宅 |
ほぼ無計画で旅立ったわりにはまずまず充実した
いや、とても充実した旅でした。
当時はデジカメなんか持っていなくて、ガラケーどころかまだPHSだった、そんなわけでフィルムカメラで撮った写真が手元に残っているのみ。
今回その中から何枚かスキャナでデジタル化してみたのをアップしつつ旅の思い出を少し書き記してみようかと思います。
1日目 苫小牧港上陸~静内~様似
1枚目はフェリー降りてすぐの1枚、モザイクかけちゃってますが向かって右が自分、左はたまたま2等和室で近くに陣取ってたライダーさん。右も左も分からない自分にいろいろ話しかけてくれて
「初北海道、道内7泊、キャンプメインでどこ行ったらいいですか?」
というノープランな質問に
「とりあえず反時計回りで海岸線を走って道東を楽しんで来い」
と言ってくれたお兄さん、この年の自分の旅の充実はその一言で決まったといっても過言でない、思い出深い出会いの人です。
そして2枚目の写真は海岸線を南東に向かって走ってる途中のどこかで撮ったであろう1枚。今回整理してて1日目の写真がほとんど残ってなくてその中からチョイスしたものです。果たして何を撮りたかったのか今となっては疑問ですが、きっとその時の自分には何か心に触れる景色だったんだろうなぁ。
そしてもう1枚は北海道初のキャンプ地での1枚
まぁ、これもなかなかひどい写真ですね、テントしか写ってなくてなんだか分からないし、おまけにカメラの持ち手のひもまで映り込んでる始末・・・。とりあえずここはアポイ山麓ファミリーキャンプ場でした、そしてさっそくホクレンフラッグを入り口わきにこれ見よがしに差している、若かりし頃の自分・・・。
確かこの晩は、翌日苫小牧に戻るライダーさん(仙台の教習所教官だったはず)と楽しくおしゃべりさせてもらった記憶があります。人との出会いもまた新鮮だったなぁ。
2日目 様似~えりも岬~鶴居
2日目はさらに南東を目指しまずは襟裳岬到達、結構な風でほんとに車体を傾けてないとまっすぐ走れないような状況だったように記憶してます。
天気はイマイチだったみたいですね、ちなみに左の1枚よく見るとタンクバックが身代わりに写真に収められていたり・・・。
襟裳岬を抜けると今度は北東方向へ海岸線をひた走ります。黄金道路と呼ばれる国道336号を走り抜けていったわけですが、当時もいたるところで工事をしていて片側交互通行の区間も結構あったようなおぼろげな記憶です。そしてその途中のフンベの滝(だよねたぶん?)で一休み。
さらに北東を目指し釧路まで、そこからさらにキャンプ場を探して鶴居まで走りました。
泊まったのはつるいキャンプ場
写真は翌3日目の朝ですが、結構な混雑で隅っこの方にポツリと張ってみたつもりが気が付けばソロライダーが5人ほど集結してこれまた楽しく色々とおしゃべりをさせてもらった記憶があります。自分以外の4人はみんな北海道ベテラン勢でこの先のルートを相談する中で勧められたのが『神の子池』でした。これまた素敵な出会いの思い出。
3日目 鶴居~釧路湿原~厚岸~きりたっぷ岬
3日目は雨の中の旅路
ほとんど記憶には残ってないのですが、どこかの展望台から釧路湿原を望んだ写真(だよねたぶん?)⇒ルート記録上はたぶん'19に訪れたのと同じ西側の釧路湿原展望台
その後は再び海岸線をトレースするルートに戻り東に向かいとりあえず厚岸まで、厚岸のかきめしの駅弁を購入し、駅の待合室で食したのですが真夏にも関わらずしっかりストーブが焚かれていて、冷えた体にはとってもありがたかったことが思い出されます。
この日はかなり本格的な雨模様で早々に心が折れて、霧多布岬キャンプ場のバンガローに早い時間に逃げ込んだはずです。
バンガロー外観
バンガローの窓?から見える景色
そしてバンガロー内部の様子
バンガローの中でラジオを聞いていると、黄金道路が通行止めですという情報が聞こえてきたりして、一日違いで抜けられてよかったとホッとしつつ、結構な大雨っぽくてちょっと一人が心細くなったりしつつ、とりあえず雨がしのげてるので濡れた荷物たちを広げで乾かしながら一晩やり過ごした思い出です。
前編はここまで
さて、さらっとハイライトでお届けするつもりで書き始めた1998夏の道東ツーリング、結構なボリュームになってきたのでまずは前編としてここまで。
後編もそんなに間をあけずアップできると思いますのでこうご期待。
後編アップしました。
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ちなみに管理人の他の北海道旅行の記録にご興味のある奇特な方は下記目次のページをご覧ください。